小さな林道を抜けると、あなたの目の前にそれはあった。
「これが蒼の館・・・」
あなたは早速その門を叩こうとする。
しかし、そのとき君の目の前に自ら回転し続ける青い剣と、
長い槍を持ち、たくましい身体をした二人の男の門番が現れた。
「あんた、見かけない顔だな」
一人の門番が言った。
「ここは、蒼き運命を持つ男、ブルーマスターM.Kの管理する館だが・・・。あんたはこの館に何か用があって来たのか?用が無いのなら、早々に立ち去った方がいい。なぜならここは、ゲーマーやDEENファン、もしくはゲーム好きな者や どんなことでも楽しめる心の広さを持った者でなければ、何の意味も見出せない場所だからだ」
あなたは「蒼き運命」という言葉を不思議に思った。
すると、その、自身で回転し続ける青い剣が、
君の心に直接語り掛けてきた。
「・・・蒼き運命(さだめ)とはこの広い大地の上、この広い海に囲まれて、時に暖かく、そして時に厳しく照らす太陽のもと、優しくそよぐ風に吹かれて、あの蒼く大きな空の大気のなかで、そんな五つの大きな力によって自分は生かされているのだと気付く悟りである」
そしてさらに、戸惑う君にもう一人の門番が、言い聞かせるように語り掛けてきた。
「さあ、退くのなら今のうちだ。今のうちに帰るのか・・・それともこの館に入るのか・・・君はどちらを選ぶ?」
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